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撮影のマナー ~互いに気持ちよく撮影するために~

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日頃撮影していて、他の方から注意された、または注意していることをまとめてみました。

数が多くなりましたが、基本は謙虚な気持ちで臨むことと、声を掛け合ってコミュニケーションをとるようにしよう、ということです。

『撮っている』のではなく『撮らせていただいてる』という、感謝の気持ちで撮影に臨むよう意識すればトラブルは少ないと思います。

またそう意識することで、自然は次回も微笑んでくれると思います。

【基本編】

  • 先に撮影しているカメラマンがいれば挨拶をしましょう。
  • 先に撮影しているカメラマンのレンズ前に立たない様にしましょう。前に出る際は、声をかけてファインダーに入っていないか確認しましょう。
  • 邪魔だからといって、大声で怒鳴るのは止めましょう。
  • 撮影しているカメラマンの後ろを通る時は、一声かけて通りましょう。声をかけられて問題が無ければ、応えてあげましょう。
  • 他のカメラマンのファインダーを覗いたり、後ろに立ってプレビューを見るのは止めましょう。ただし、見えてしまったものは不可抗力です。
  • 上手そうなカメラマンの近くで撮り続けるのは止めましょう。あなたと同じ被写体、構図を撮っているとは限りません。
  • 荷物は、通行の邪魔にならない場所に置きましょう。例えば、三脚の間などがあります。
  • 木道等の狭い遊歩道で撮影する場合は、通行する人を優先しましょう。もし、待っていただいた場合は、「ご協力いただきありがとうございました」等の感謝のお礼を言いましょう。
  • 荷物を背負って撮影する場合、木道の狭い場所では他の人が通過する際に邪魔になることがあります。周囲に気を付けて、邪魔になる様な場所では荷物を下ろして撮影しましょう。
  • 撮影に限りませんが、狭い遊歩道等ですれ違う場合はお互いがぶつからない様に気を付けましょう。特に登山道や渓流でのすれ違いは、滑落する可能性があります。相手を先に通す場合は、山側に避けて体を谷に向けて (相手を見て) 通すようにしましょう。

【公共・私有地編】

  • 個人の庭や田畑、畔に入って撮影することは止めましょう。もし家主や地主がいれば、一声かけて許可をとってから撮影しましょう。断られたなら、あきらめましょう。
  • 個人のお宅が構図に入る場合は、洗濯物等が写らない様に気を付けましょう。
  • 公園等で柵がある場合は、むやみやたらに踏み込んで撮影することは止めましょう。柵内に入ってよいか、よく確認してから入るようにしましょう。
  • 空き地だからと入り込んで撮影することは止めましょう。地主が山菜を栽培しているかもしれませんし、何かを植えているかもしれません。
  • 協力金があれば、必ず払いましょう。妙な所でケチっても良いことはありません。
  • 山菜や茸等を、勝手に採取することは止めましょう。地主の貴重な食料や売り物の場合があります。また、勝手に採取した場合、窃盗罪で告発される恐れがあります。2010年5月に富士宮署で男女23人が検挙されました。柵等があれば不法侵入罪もかかる可能性が高いので、十分気を付けましょう。

【混雑している場所編】

  • 人気がある場所だからと言って、三脚をチェーン等で固定して場所をとることは止めましょう。チェーンを切られて三脚を持っていかれても、何も文句は言えません。
  • 混雑している所で三脚を立てる場合、三脚を設置しても良いか承諾をとりましょう。スペースを空けてもらえることもあります。
  • 混雑している所で三脚を立てる場合、隣のカメラマンの三脚の脚とクロスしない様に気を付けましょう。クロスしそうな場合は、無理に脚を伸ばさず短めにするか、脚を閉じ気味にしてセットしましょう。
  • どうしても三脚がクロスする場合は、その旨の許諾をとり、細心の注意を払って撮影しましょう。
  • 体が他のカメラマンや三脚等に接しない様に気を付けましょう。特に体が接触したり、足で三脚を蹴ったりすると、トラブルになりやすいです。

【自然保護編】

  • 立ち入り禁止や、植生保護エリアへ立ち入って撮影することは止めましょう。
  • 柵やロープを越えたり跨いだりして三脚を設置することは止めましょう。
  • 体は柵やロープを越えていなくても、押して踏み込む行為は止めましょう。
  • 木道から三脚を下ろして撮影したり、足を下ろして撮影することは止めましょう。
  • 根の弱い植物もあるので、花や樹木の根元を踏んだり、三脚の脚を突っ込むのは止めましょう。
  • 勝手に枝を折ったり、ノコギリで枝や幹を切ることは止めましょう。鉄道写真撮影で車輪が見えるようにと、鎌で草を刈る行為も同じです。特に、線路脇の草を刈る行為は、鉄道営業妨害、不法侵入、器物破損の罪に問われることがあります。
  • 当然ですが、動植物を採取する事は止めましょう。特に、国立・国定・都道府県立自然公園では、自然公園法により動植物、土石の採取が禁じられています。従って富士山の石を持って帰ることは、法律違反となります。持って帰るのはゴミだけにし、残すのは足跡だけにしましょう。

【夜間撮影編】

  • ピント合わせのためにライトをあてる場合は、周りに声を掛けましょう。難しい場合は、ライトをあてるのをあきらめましょう。
  • 夜間、三脚を立てているカメラマンはバルブ撮影をしているかもしれないので、ライトを落とすか、手で覆うなどしてライトがあたらない様に気を付けましょう。また、周囲を照らして確認する行為も控えましょう。
  • フラッシュを炊く場合は、周囲のカメラマンに一声かけてからにしましょう。
  • 移動する際にライトを照らす場合は、周囲のカメラマンに一声かけてからにするか、少し離れてからライトを点けましょう。
  • 他のカメラマンの三脚や荷物に足をとられた場合は、直ぐに謝りましょう。
  • 昭和の色合いが残る路地裏や公園を撮影するカメラマンも少なくないと思います。夜になると不審者と思われ、特にお風呂場付近や、公園のトイレ付近等でカメラを持っていると不審者と思われます。十分注意して、撮影する様にしましょう。

【人物(著名人)編】

  • 人物を撮影する際は、必ず許可をとりましょう。もしくは、撮影後に「撮影させていただきました」等、撮影したことの許諾を得るようにしましょう。撮影した画像を確認していただき、場合によってはプリントしたものをお送りしてもよいでしょう。決して、ナンパではありません。
  • 有名人や著名人を撮影する際は、事前に許可をとるようにしましょう。許可を得ても、勝手にブログや掲示板にアップすることは肖像権の侵害にあたることがあります。ネットで公開する場合は、その旨も伝えましょう。撮影だけと言われた場合は、自分だけの宝物にしましょう。
  • 肖像権、プライバシー権、パブリシティー権を侵害する恐れがあります。
  • プライバシー権は私生活をみだりに公開されいない権利で、著名人が仕事等の公益目的ではなく食事等の明らかにプライベートな状態とわかる場での撮影はプライバシー権の侵害にあたる場合があります。
  • パブリシティー権は、著名人の肖像が持っている経済的価値を保護する権利です。このため、本人が許可せずにインターネット上等に撮影したものを公開するとパブリシティー権の侵害として訴えられる恐れがります。
  • 肖像権は、著名人だけなく一般人にもある権利で、肖像そのものが持つ権利です。許可なく撮影し公開すれば肖像権を侵害する恐れがあります。

【建物等編】

  • デザイナーが設計したビル等の建築物には意匠権や著作権がある場合があり、撮影した建築物をインターネット上に公開すると著作権侵害にあたるかもしれません。特に撮影したものを有料で提供する場合には、注意が必要です。平成13年7月24日東京地裁判決があった横浜市営バス事件では、ラッピングバスを撮影し書籍に掲載し販売した被告がデザインした原告から訴えられ、有罪となりました。当該事件は書籍の販売にかかるものでしたが、ブログ等も含まれると思います。また外観だけでなく、レストラン等の内装等も意匠権や著作権が該当しますから、ホテル、レストラン等で撮影する際には、許可をとってから撮影した方が良いでしょう。ブログ等にアップして指摘を受けたなら、直ぐに削除する対応をした方が良いと思います。

【駐車場編】

  • 定められた場所に駐車しましょう。止むを得ず路上駐車する際は、他の車の通行の妨げにならない様に注意しましょう。
  • 混雑しているからと言って、バス等のエリアに停めないようにしましょう。コーン等を移動して駐車するのは、もってのほかです。
  • 車上狙いに遭わない様に、車の中は整理整頓しておきましょう。装備等を置く場合は、シートを掛ける等して外から見えない様にすることが大切です。
  • 飲み残しのペットボトルは、栓を緩めておきましょう。車内が熱くなり、爆発する恐れがあります。
  • ヘッドライトや室内灯の消灯を確認し、ドアや窓が閉まっていることを確認してから離れましょう。
  • エアコンや暖房をつけっ放しで車中泊することは止めましょう。燃料の無駄ですし、自然にやさしくありません。
  • 道の駅は、オートキャンプ場ではありません。時々、勘違いすることがありますが、間違えないようにしましょう。

【その他編】

  • 熊除鈴は、必要が無い場所では鳴らさないようにしましょう。
  • 撮影しないならば、「今ならいいよ」と場所を空けましょう。観光客から、感謝されるかもしれません。
  • マナー違反を見かけたら、注意してあげましょう。
  • 自分も知らず知らずの内にマナー違反をしていることがあります。注意されたら素直に謝るようにしましょう。
  • 人には人の撮影スタイルがあります。三脚を使うのが絶対という人もいれば、手持ちで十分という人もいます。それぞれのスタイルがあることを認識しましょう。